ブレカナ・ハンドアウト
前日に書いた通り、ブログにてハンドアウトを公開。
■シナリオ・データ
プレイヤー人数:3〜5人
プレイ時間:3〜4時間
年代:1063年
●アクトトレーラー
時は西方暦1063年。エステルランド王国は未曾有の危機に瀕していた。傭兵伯なきあと、ブレダ王国の侵攻を止めることはできず、国土の多くは奪われつつあった。
フィーデル川の近くにある街バルエステンも、ブレダの猛攻を受けていた。しかし、ここに1人の英雄の誕生し、奇跡を起こした。
若き英雄ローダンの下に人々は団結し、ブレダを三度追い払ったのだ。だが、その代償も大きく、騎士は疲弊し、街の者たちは安全な場所を求めて街を去った。残されたのは、逃げ場を失った女や子供、そして老人たちだ。
だからこそ、もう退くことはできない。たとえ絶望がその身を塵に変えようとも、守るべきものがある限り、彼は戦い続けるだろう。
そう、これは1人の英雄の物語である。
ブレイド・オブ・アルカナ
「英雄叙事詩」
アルカナの刃よ、悲しき運命を打ち砕け!
PC①用ハンドアウト
○慕情/クレア 推奨アルカナ:なし
あなたは旅先で幼馴染みの女性クレアを助けた。彼女は記憶を奪われ自分が誰かも分からないようだ。しかも、僅かながら闇の鎖の気配を感じる。どうやら、記憶を奪ったのは闇の眷属のようだ。あなたは、彼女を助ける手がかりを探すために2人の故郷であるバルエステンへ帰ることにした。
PC②用ハンドアウト
○不審/コンスタン 推奨アルカナ:アダマス
あなたはエステルランド王国の騎士だ。守るべき国は、ブレダ王国の侵攻を受けている。その対策が練られる中、あなたに命令が下った。最前線で侵攻を食い止めているバルエステンへ補給物資を届けることだ。しかし、それは僅かなもので、意味があるとは思えない。さらに、王妃マルガレーテの直属の配下コンスタンも一緒らしい。どうやら、何か裏がありそうだ。
PC③用ハンドアウト
○取引/ローダン 推奨アルカナ:ウェントス
あなたは偶然にも、1人の英雄の誕生を目撃した。彼の名はローダン。まだ、若く経験も少ないが、ひたむきな行動は数々の奇跡を起こしてきた。あなたは、それをみずからの詩に綴る幸運に出会え、既に8つの英雄譚を綴っている。そして、これからも彼の物語の目撃者として、常にあなたは彼と共にあるだろう。
PC④用ハンドアウト
○幼子/バルエステンの人々 推奨アルカナ:ルナ
あなたはブレダ王国の密偵だ。与えられえた使命は、エステルランドの難攻不落の都市バルエステンに潜入し、内部の情報を手に入れ、内側から扇動することだ。しかし、騎士や街の住民たちの結束は固く容易にはいかない。そして、彼らと長くいたせいだろうか、あなたは勇敢で誠実な彼らに対して好意のようなものを持ち始めていた。
PC⑤用ハンドアウト
○秘密/マレーネ・ジーベル 推奨アルカナ:なし
あなたは、真教教会に属する秘密組織“聖グラディウシア騎士団”の一員だ。教会の剣として闇を打ち払らい、ハイデルランドに平穏をもたらしている。今日もマレーネ枢機卿から新たな使命が与えられた。エステルランドの街バルエステンで、奇跡ともいえる偉業が起こっている。それを見極めてくるのがあなたに与えられた使命だ。
■ハンドアウトの注意
各PCには以下の設定がつくので、キャラクター作成時によく相談すること。
PC①:バルエステンの出身。クレアという幼馴染がいる。なお、因縁は友人や幼子に変更してもよい。
PC②:エステルランド王国の騎士。所属組織は自由に決めてよい。もし、設定にない組織を作った場合は、主も決定すること。
PC③:吟遊詩人。ローダンの英雄譚を綴るために、彼と常に行動を共にしている。
PC④:ブレダ王国の密偵。既にバルエステンに潜入している。なお、PC間の因縁を結ぶ際、自らの行動が制約されないように、他のPCと相談して決定すること。
PC⑤:聖グラディウシア騎士団所属。