忠臣蔵

 今年も討ち入りの日が来たね。近年、これがTVとかで放映される度に思うことがある。この赤穂浪士の行動って、あるものに似ているというか、そのものだと。そのあるものとは、テロ。
 話し合いによる行動解決が上手くいかなかったので、最終手段として、武力による目的の達しようとした。これは、現代の価値観で言うところではテロリズムに定義されると思う。
 そして、日本人はこの事件を300年以上、伝説として語り継いできた。なのにテロ=悪と言う人がいる。この人たちは、この時期に忠臣蔵は見ないんだろうか? 私はたんにマスコミに踊らされているような気がしてならない。
 ちなみに誤解を招くといけないので書いておくが、私はテロを擁護するつもりはもうとうない。しかし、忠臣蔵が好きな私は、その心情を少しだが分かることができる。単純にテロ=悪とは思えない。