ブレイド・オブ・アルカナ/影武者王女と3人の騎士

 兼ねてより準備を進めていたスペシャルセッション用のアクトトレーラーとハンドアウト。主に伝達用なので、関係していない人は読み飛ばしてください。


●アクトトレーラー
 時は西方暦1069年。自由都市ケルバー近郊で行なわれた皇帝軍と新派連合の戦いは、ヒルデガルド王女を盟主とするウニオンをも巻き込み、ハイデルランド史上最大の戦いへと発展していった。
しかし、その戦いの最中、ヒルデガルド王女は何者かの手により暗殺されてしまった。それに対して、ウニオン首脳陣は影武者を立て、これに対処する。
かくして、表舞台に立つのは、ヒルデガルドと同じ容姿を持つ若者。戦いに身を置いたこともなく、宮廷の穢れも知らぬ若者は、この戦いに何を見るのか。
そして、その出来事を目撃する3人の騎士たちは、それに何を見出すのか。

ブレイド・オブ・アルカナ
「影武者王女と3人の騎士」
アルカナの光よ、正しき道を指し示せ!


■PC①用ハンドアウト
○自身/ヒルデガルド・フォーゲルヴァイデ王女
推奨アルカナ:アングルス
推奨キャラクター作成:メイクアップ
推奨特殊因果律:???
 キミは名も無いような小さな村で暮らしている。幼き頃からキミに家族がいなかったが、その代わりにPC④がキミの面倒を見てくれおり、寂しい思いをしたことはない。そんなキミを村の人たちは奇異なものと見ているが、邪険にされることもなく静かに暮らしている。だが、キミの元に1人の騎士が尋ねてきたことにより、事態は一転した。
※推奨因果律は、非公開であり、その効果を受けられない。


■PC②用ハンドアウト
○好意的なものから任意/レオポルド・フライブルグ伯
推奨アルカナ:アダマス
推奨キャラクター作成:30点までの経験点を使用したビルドアップ
推奨因果律:忠臣
 キミはヒルデガルド王女こそ求めるべき主君であると信じ、生涯をかけて守ると誓いをたてた。しかし、キミは彼女を守ることはできず、彼女は卑劣な暗殺により、命を落としてしまった。そんな失意のキミに、フライブルグ伯は使命を与えた。それは、名も無いような小さな村から、1人の若者を連れてくるようにというものだった。


■PC③用ハンドアウト
○主従/シュヴァルツ推奨アルカナ:ルナ
推奨キャラクター作成:30点までの経験点を使用したビルドアップ
推奨因果律:裏切り
 キミは皇帝軍の密偵である。ウニオンの内部に潜り込み、情報収集、扇動、破壊工作などを行なってきた。そして、ヒルデガルド王女の暗殺の手引きを命じられ、キミはそれをも成功に導いた。その時、ヒルデガルド王女の体から光輝くものが現れ、キミの中へと入ってきた。戸惑う、キミにウニオンの者たちは、それは聖痕であり、キミが刻まれし者になったのだと告げた。


■PC④用ハンドアウト(表)
○幼子/PC①推奨アルカナ:フルキフェル
推奨キャラクター作成:30点までの経験点を使用したビルドアップ
推奨因果律:???
 キミは、PC①を幼き頃から見守ってきた。そして、約束が果たされるまで、それは続く。
※このキャラクターには裏のハンドアウトが設定されており、他のプレイヤーには非公開である。推奨因果律も担当プレイヤーにのみ公開される。また、PC①の推奨因果律も、このプレイヤーには公開される。


ハンドアウトの注意
 各PCには以下の設定がつくので、キャラクター作成時によく相談すること。
PC①:村人。ヒルデガルドに容姿が似ているため、影武者となる。特殊因果律はそれが明かされた時点で使用可能になる。
PC②:ウニオンの騎士。どこかの組織に所属したい場合は自由に決めてよい。ただし、ウニオンに敵対している組織に所属することはできない。主人が決まらない限り、特殊因果律は使用できない。あと、PC②とPC①の間には、キャラクター作成時点では接点はない。PC間因縁を設定する場合は、未来にするのが望ましい。
PC③:皇帝軍の密偵。既にウニオンの内部に潜入している。オープニングでヒルデガルドの聖痕を受け継ぐため、それ以降のシーンでは、ウニオン内である程度の地位となる。皇帝軍を裏切らない限り、特殊因果律は使用できない。
PC④(表):PC①と同じ村に住んでいるフルキフェル。PC①のことを見守ってきた。


●PC間因縁
 キャラクターの自己紹介を行なった後に、PC間で因縁を結ぶこと。結ぶ順番は、PC②のレコードシートにPC①の因縁を、PC③のレコードシートにPC②の因縁を書き込むというふうに取っていくこと。