目覚まし時計と猫

 私は低血圧でその例にもれず、朝は弱い。しかし、目覚まし時計と猫のおかげで、この時期は寝過ごすことはない。それと言うのも、うちの猫の習性によるところが大きい。いつも目覚まし時計は、実際の起床時間の10分前ぐらいにしているのだが、うちの猫はそのぐらいになると、布団にもぐりこんでくる。目覚まし時計を止め、猫の相手をして10分ほど経過すると、猫は布団を出て行ってしまう。手持ちぶたさになった私は、それでようやく布団から出るわけだ。ちなみに猫の狙いは、私からホットミルクをご相伴あずかろうとしており、そのために愛想を振りまきにきているのだ。
 なお、休みの日で私が起床時間を遅らせているときは、目覚まし時計が鳴らないので、猫もそのまま布団で寝てしまう。下手をすると私が起きても布団から出てこなかったりする。