のらねこ

 ふと手に取ったフォトエッセイ。猫を飼っている者として、色々と考えさせられる。そして、これを読んでいて昔の愛猫のことを思いだした。
 私のいま飼っている猫の親は、野良猫である。家に迷い込んできたのを、必死に餌付けしたのだ。その姿を見た次の日にはキャットフードを準備した。姿を確認するまで1週間。近くに寄れるまで2週間。そして、3週間目には一緒の布団で寝ていた。拾ってくれたことに感謝していたのか、私と寝るときはいつも喉を鳴らせていた。もう、その愛猫は亡くなってしまったが、子供が2匹わがもの顔で暮らしている。彼らもだいぶ年をとった、月日は流れるものだ。

のらねこ。

のらねこ。