ナ・バ・テア
1巻目を読んでからだいぶ空けてしまったが2巻目も読了。どうやら、少し関連があるものの、それぞれが独立した話になっているようで、2巻目から読み出しても大丈夫な作りになっていた。しかし、物語は前巻と変わらぬ静謐さを保ち、それでいて時折、人の生々しさを感じさせる。下手な哲学書を読むよりも登場人物の考えに共感できるのは、やはり著者の力量なのだろう。
- 作者: 森博嗣
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2005/11/01
- メディア: 文庫
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