バッカーノ! 1932―Drug & The Dominos

 今回も混沌としたお話だった。でも、それが綺麗に収束していくのは、ほんと見事なものだ。そして、あれだけの登場人物がいるなかで、それぞれが個性を放っている。我を貫き、その果ての答えがある。これは容易に出来ることじゃない。誰も妥協していないからこその面白さがここにある。正に珠玉の群像劇!