狼と香辛料 4

 相変わらず、著者の博識には舌を巻く。よくあれだけ中世頃の歴史観を体現できるものだ。それはさて置き、主人公達は前にも増してラブラブな空気を広げてくれてるね。嫌いではないが、会話の機微は緩くなったので少し残念ではある。とはいえ、ここまで親密度が上がったのにどうやって話を続けていくのか…。著者の技量に期待だ。

狼と香辛料 (4) (電撃文庫)

狼と香辛料 (4) (電撃文庫)