クラナド・アフターストーリーの感想

 人と人の繋がりを書いていけば、やはり行き着く先は家族になるんだね。未解決だった物語を収束しつつ、悲劇を経て希望を取り戻し、悲劇を経て希望を取り戻す、その繰り返しが自ずと涙を誘う。そして、それでも超えられない悲劇が訪れたとき、最後に残っていたパズルがはまった。『AIR』のときのような衝撃は無い。だが、得たものはそれよりも大きい。人の価値は何を成したかで決まると言われているが、やはり一番は子供を育てて大人にすることなんだなあ、と実感した。