迷宮街クロニクル1 生還まで何マイル?
タイトル買いだったのだが、思いのほか良かった。フィクションでありながら、限界までその世界のリアリティを高めているので、ふとこんな空間が現実にもありそうだと錯覚してしまいそうになる。そして、その世界で生きる人達も十把一絡げで、偶像の域を超えている。ゆえに感情移入もすんなりと入れて、その内容をリアルに近く楽しめるのだろう。ちなみに気になったのは、あとがきで中巻に続くとなっているのだが、巻数は『1』であることかな。長く続く分には困らないので、どんどん続きを出してくれ。
- 作者: 林亮介,津雪
- 出版社/メーカー: SBクリエイティブ
- 発売日: 2008/11/15
- メディア: 文庫
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