ローマ人の物語 (1) ローマは一日にして成らず(上)

 ようやくこのシリーズを読み始めた。やはり、私はこの手の作品は好きなようだ。曰く、人が幸せを求める生き物であるなら歴史を学ぶことは幸せになるための近道である――私の尊敬する宮城谷昌光氏の言葉だ。人の歴史というのは本当に面白い。歴史書はそれを複合的な側面から捉え、こういう経緯があったから、彼らはこう行動したのだと伝えてくれるだけでいい。それで十分に価値のあるものだから。このシリーズもやはり、そんな味のあるものだった。さて、続きも早く読まなくては。

ローマ人の物語 (1) ― ローマは一日にして成らず(上) (新潮文庫)

ローマ人の物語 (1) ― ローマは一日にして成らず(上) (新潮文庫)