グラーグ57

 前作『チャイルド44』にはまって年末・年始を使って読んでいた。内容的には前作を越えるものではなかったものの、それでれも十分に及第点といえる。解決不可能と思えた諸問題が少しずつ少しずつ解決していく様はページをめくるのがつい早くなってしまうほどだ。そして、十分に納得できる解決であったことに著者の力量を感じる。このシリーズはまだひとつ未訳のものがあるので、そちらも楽しみだ。

グラーグ57〈上〉 (新潮文庫)

グラーグ57〈上〉 (新潮文庫)

グラーグ57〈下〉 (新潮文庫)

グラーグ57〈下〉 (新潮文庫)