きんいろカルテット!

 シリーズを読み切った形になったので偶には感想でも書いておこう。
 元々、音楽の文章表現に興味があって、音楽を題材にした小説を読み漁っていたとき目にしたのが読み出した発端だ。
 表紙のイメージから音楽版の『ろーきゅーぶ!』かなと思っていたら、正にその通りで可愛い女の子たちを主人公(男)が指導していくというストーリーだった。さすがはライトノベルですなあ〜。
 とはいえ、著者が世界で活躍する音楽家ということもあって小説のあちこちに専門用語が出てくることで物語にリアリティを与えている。
 また時折ぐっと来る文章があって読み返したりもした。
 3巻で一様の完結はしてしまったが、ぜひ続きが読みたいと思える作品だったよ。
 ……一点だけ問題を挙げておくと、タイトルにカルテット(四重奏)とあるが、カルテットなのは1巻だけで、2、3巻共により多数の編成になっていることかな。魅力的なキャラクターが増えるのはいいのだけれど、これではタイトル詐欺だなあw
 続きがあれば、ちゃんとカルテットでお願いしたいところ。

きんいろカルテット! 1 (オーバーラップ文庫)

きんいろカルテット! 1 (オーバーラップ文庫)

きんいろカルテット! 2 (オーバーラップ文庫)

きんいろカルテット! 2 (オーバーラップ文庫)

きんいろカルテット! 3 (オーバーラップ文庫)

きんいろカルテット! 3 (オーバーラップ文庫)