ナイトウィザード The 2nd Edition、初体験

 『ナイトウィザード The 2nd Edition』遊んでみた。とりあえず、第一感想としては、普通に遊べるゲームだった。ルールの特例処理が多いので、その辺りをGMがしっかりと理解していないと遊びにくいところもあるが、従来からのFRARゲーを遊んでいる人なら問題は無さそう。
 で、今回は基本ルールに載っている1本目のシナリオ。『ナイトウィザード The 2nd Edition』を遊ぶのに適したシナリオですと書かれたものを遊んでみたのだが……。FEARさん、本気でこれを初心者にやらせるつもりですか? って感じの難易度。ストーリーの方を容認しても、戦闘の方はGMがマジでやると死者が出るよ。広範囲攻撃持ちのNPCなんて、きちんとルールを理解できていなければ対処のしようがないぜ。

 ちなみに以下は、あの戦闘で生き残るための最適解と思う戦術。戦闘パートのネタバレになる要因があるので、プレイされていない方はご注意を。ちなみに見るときは反転させてください。

 PCたちは常に一纏まりになって行動し、ディフェンダーの魔物使いが《ワイルドカバー》でボスの範囲攻撃の対象を全て自分にする。防御魔法を持つ、陰陽師と魔術師が魔防を上げて、範囲攻撃のダメージを防ぎきる。ファンブルしたら、まあご愁傷様かな。その後は、MPが足りなくなるので、ディフェンダーの魔物使いはプラーナを使用してMPの回復に努めつつ、ボスの範囲攻撃を防ぎきる。

 このゲームは『アリアンロッド』と違って、広範囲(1sqに留まらず、その周囲をも範囲に含むもの)を巻き込む攻撃が存在するので《カバーリング》だけでは防ぎきるのは難しい。更に防御ジャッジにファンブルがある以上、あまりロール回数を増やすのも得策ではないから、いかに生き残るかを考えると非常に厳しいものがありそうだ。