久々のルーラー(初心者対応)

 予定通り、『トーキョーN◎VA』を持ってコンベに行ってきた。まずゲームシステム的にハードルは高い上に、参加するコンベでは長時間のセッションが好まれていないのか、あまり成立しにくい傾向にある。と、難易度の高い挑戦だったので朝の挨拶のときにはかなりアピールした結果――無事に三人のプレイヤーを得て立卓。「やっほー!」と喜んでいたところに遅れてきた人が参加して、これでプレイヤーが四人に…だが増えた参加者がお家の用事ができて昼前に帰ってしまった。どうしようかなと、プレイヤーの方と話をしながら帰ってくると、不思議なことに参加者が二人増えていた。結局は限界参加者で遊ぶ幸運に恵まれた訳だ。
 しかし、神は色々と試練を与えてくるものである。参加者の中にTRPGの完全な初心者の方が入っていた…。その人にとっては初めてTRPGとなるわけである。責任はかなり重大…。正直、今回用意していたものが『トーキョーN◎VA』で、初心者に向いた既製シナリオでなければ逃げ出していたかもしれない。
 とりあえず、セッションの内容は既製シナリオを使っているので触れないが、概ね成功したとは思う。これは初心者の人に神経を集中させていたので他のプレイヤーをおざなりにしたところがあるからだ。まあ、その代わり初心者の人にはしっかりとした対応ができたようには思う。と、言っても大したことではない。普通にTRPGをやっていて楽しいと思うことをできるだけ感じて貰っただけだ。

  • まず、自分で考えて、自分で行動すること。結果はどうあれ、自分の手によって物語が作られていくのは楽しいものである。これに対して一番注意すべきところは多く詰め込みず、考えているときに待ってあげることだけ。
  • そして、最後にきちんと褒めてあげること。ひとつのセッションを通じて何も褒めるところを見つけられないということは無いはず。必ず良いところはあるのだから、きちんと褒めてあげよう。わりとセッションで自分がしたことは忘れているのだが、これによって自分の優れていたところ・光っていたところを思い出すことができる。終わり良ければ全て良しだ!

 まあ、こんなことを書いているけど、上手く行ったかどうか結果が出るのは次のコンベ、もしくはその次のコンベか。また参加してくれることがあるまで分からないんだけどね。とりあえず、次もやってみたいと思ってくれたことを祈る!