髑髏と薔薇
3つ目は『髑髏と薔薇』。
内容物は驚くほどに少ないのゲームなのだが、これできちんとゲームとして成立しているうえに面白い!
是非とも一度は遊んでみて欲しいゲームである。
ちなみにこれもデータとして書き出すと、
- ジャンル:ブラフゲーム
- プレイ人数:3〜6人(黒箱と赤箱を合わせれば、これの倍まで遊べるのだが、私は黒箱しか持っていない)
- ゲーム時間:15〜45分ぐらい
- ルールの説明時間:1分(一度プレイしてみないと理解できない場合も多い。だが、1プレイで確実にルールは理解できるだろう)
といった感じだ。
ゲームの方は各プレイヤー共に「髑髏」のカード1枚と「薔薇」のカード3枚を使う。
毎ラウンドの初めにプレイヤーはカードを1枚「伏せた」(何のカードか分からない)状態で場に置き、順番に「チャレンジ」か「カードを1枚さらに置く」かを選択することになる。
「チャレンジ」を宣言した場合、次いで数を宣言する。これは場に伏せているカードの中にどれだけ「薔薇」があるかを予想して行われるのだが、開いている途中で「髑髏」があった場合はその時点で「チャレンジ」は失敗してしまう。
ならば安全な数を宣言したいところだが、この数の宣言も他のプレイヤーへと順番に回っていってしまう。もし、既に宣言している数よりも大きい数を宣言されたなら「チャレンジ」の権利はそのプレイヤーへと回る。そして、更により大きい数字を宣言するプイレヤーがいないか順番に回っていくのだ。
たとえば、伏せられたカードが4枚の状態で、あるプレイヤーが「3」を宣言して「チャレンジ」の権利を勝ち取った場合、まず自分の一番上のカードを表向きにして、それからどこのカードの一番上のものでもいいので宣言していくことになる。
ゲームの勝利条件はいずれかのプレイヤーが2回この「チャレンジ」を成功させることだ。
このため勝つために「チャレンジ」していくしかない。だが、「チャレンジ」に失敗すればランダムで1枚カードを失うことになってしまう。
勝負に行くべきか、行かざるべきか。
他人の行動を見ながら選択していくことになるのだが、それは必ずしも真実を映し出しているとは限らない。
「髑髏」を伏せておきながら堂々と「チャレンジ」を宣言するようなプレイヤーだって出てくるのだ。
もうカードをめくっていく瞬間はドキドキの連続であるw