ペンギン・パーティ

 間が空いたけど引き続き。ボードゲーム・レビュー。
 友人に貸す予定の2つ目は『ペンギン・パーティ』だ。
 ドイツの名作家ライナー・クィニッアーが作ったゲームで知名度はそれほど高くないが、どこにでも持って行ける名作。
 データとして書き出すと、

  • ジャンル:カードゲーム
  • プレイ人数:2〜6人
  • ゲーム時間:15分ぐらい
  • ルールの説明時間:1分

 今回のも短時間で遊べて、子供でも簡単にルールを覚えられ、何よりプレイ人数によって面白さが変動しないボードゲームである。
 ゲームの方は「赤」、「青」、「黄」、「緑」、「紫」の5色のペンギンカード計36枚をプレイヤーで均等割り(余ったカードは土台として使われる)して、配られたカードを全て使い切ることができたら勝利だ。
 で、どうやって使い切るかというと、カードをピラミッド状に並べていくことになる。
 1段目には8枚、2段目に7枚、3段目には6枚というふうに置けるカードは先細りしていく上に、1段目には何のカードを置いてもいいが、2段目以降は下の段のカードの間で「下の段のカード2枚のうちどちらかに使われている色」しか置くことができない。
 つまり、下の段に「赤」と「青」が置かれていたら、そこには「赤」と「青」のカードのいずれかしか置くことができないのだ。しかもピラミッド状に組みあがっていくのでどんどん先細りしていく上に他のプレイヤーの思惑もあって上手く組み上げていくことは難しい。
 もし、自分の手番になってどこにもカードを置くことができなかったらその時点で脱落。手札に残ったカードの枚数がマイナス点となる。
 ちなみにこのゲーム、「パーティ」と銘打たれているが激しい生存競争の一部でも表しているかのように壮絶な戦いになりやすい。
 時折、上手くピラミッドが組みあがって全員が勝利者になることもあるんだけどね。