ガーリー・エアフォース

 何か無性にラノベが読みたくなって、読書メーターでよく読まれていたこの本を読んでみた。
 内容は戦闘機版の『艦これ』と読書メーターの感想にあったが、どちらかというと『イリヤの空、UFOの夏』のような兵器になるため日常性を得られなかった少女とのボーイミーツーガールものって感じだった。
 戦闘機の設定に関しては、機体性能以外に活かされることは少なさそうだ。
 まあ、艦船と違って戦闘機はかなりの数が出回ってしまうし、関連エピソードというのは作りにくいのは間違いだろうね。
 で、肝心の感想だが、確かにこれは面白い! というよりも上手いわ、この著者!
 ある種のテンプレートといってもいい物語の基本骨格ながら飽きさせず、そして引き込んでいく展開力。更には主人公やヒロインたちの心情の自然の流れで共感しやすい。いいストーリーテラーだと思ったよ。
 続きもさることながら、この著者の他の作品も読んでみたいね。