TORGと郵便馬車

 準備だけして延々と遊んでなかった『TORG』のシナリオの1つで楽しんできた。『Full Moon Draw』掲載されている『Fire Over Kharthoum』というもので、舞台はナイル帝国なのだが、えらく陰謀じみて、悪役が入れ代わり立ち代りに変わる、とても複雑なシナリオになっている。しかも、戦闘方面でも、かなり酷い仕掛けがしてあって、単純に攻めることができない。
 今回はプレイヤー人数が少なかったので、ヒントを多めにした。そのため、その辺は発揮されなかった。しかし、もし人数が多くてその辺を使ったら、バッドエンドになっていたような気もする。その辺はさすがは洋物といったところだ。
 あと、今回はえらく数学魔法使いが活躍していた。たぶん、彼女がいなかったら、もっと厳しいバランスになっていただろう。さらに補足しておくと、私が数学魔法をきっちり把握していなかったので、ちょっとゲーム時間を取ってしまった。やはり『TORG』はルールが多いので把握しきれていない。せめて、次にGMをするまでに数学魔法は憶えておこう。


 TRPGが終わってから、時間は押していたが、強行軍でボードゲーム郵便馬車』を遊んだ。今年度のドイツゲーム大賞の受賞作で、その絶妙なゲームバランスから絶賛を受けたゲームだ。年末、年始に遊びたいので、ちょっと無理をして試してみることにした。
 で、実際のプレイだが、時間を押し気味にやっていたこともあって、ゲームの感覚を味わえただけとなった。あと、20分ほど余裕があれば、戦局が1転しそうな感じもするので、今回のプレイだけでは、ちょっと感想は難しい。ただ、できることは少ないのに、いくつもの戦術があるのは本当に良くできていると思う。来週の例会にも持っていくとして、もう一度試せないかな…。