まよキン新版の戦術/電撃戦

 旧版では、戦闘になれば必ず削りあいになっていた。その最大の理由はダメージソースが不足していたことにある。そのため、常に長期戦を考えた戦術を組まなければなかった。
 しかし、新版では「[武勇]の値まで《希望》を払うことができ、その支払った値まで、ダメージダイスを増やす」ことができるようになった。これにより、[武勇]が5点あるPCなら、持っている武器のダメージと合わせて、6D6ぐらいのダメージを叩き出すことができる。これの平均値は、21点。つまり、《HP》が20点以下のモンスターは一撃で葬ることができるのだ。特に今回は【外皮】を持っていても、大ダメージの場合は半分にできないので、かなり重要である。
 これらのことは、支配者の部屋で最も重要になってくるだろう。最大の難関であるこの場所では、必然的に互いのリソースの削りあいになる。長引けば長引くほど、PC側が不利になってしまうのは、旧版から何も変わっていない。そうならないためにも、1ターン目で支配者、もしくはコンボの中心モンスターを叩くのは決して悪い戦術ではない。