ナイトメアハンター＝ディープ

　実はまた昔出ていたＴＲＰＧのリメイク作品かと、ぜんぜん気にもしていないどころか、かなり見くびっていたのだが、今月号の『ロール＆ロール』の掲載されたリプレイを読んで意見が１８０度変わった。
　というか、久々に惚れるほどのシステムに出会えた気分。判定システムは能力値数のＤ６を振って、その合計値を求めるだけの一見どこにでもあるものなのだが、出目の“６”を“１０”として数えるのだ。ちょっとこのやり方には正直驚いた。正にコロンブスの卵のような発想だ。簡単そうに思うだろうが、割と固定概念ってものは強くて、数字の“６”と書いてあったら、それに付属の効果はつけれても、その数字自体を別のものにしようという発想まで辿り着けないものだ。もしかすると、旧版の頃からそうかもしれないし、別のＴＲＰＧで既に同様の試みが行なわれているのかもしれないが、私は目からうろこの状態で、これだけで買う気になった。
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ナイトメアハンター=ディープ (ログインテーブルトークRPGシリーズ)