東京見物 その四

 夜になってから再び渋谷にやってくると早朝はまばらだった人の集まりが、どこから集まったのと言いたくなるぐらいに群れていた。しかも、ほとんどは集まりになってその場でだべっているので、どこかのイベント会場みたいだ。
 その人込みを掻き分けて辿り着いた夕食の場所は『異次元美食空間』なる訳の分からない名前が…。友人を信じて地下へと降りていくと、どこのホラーハウスですかと言いたくなる人を脅かす仕掛けが出迎え。――次にはミニスカポリスがやって来て友人ともども逮捕されて牢獄(食事どころ)に連行された。
 ようやく、この辺りから店の趣旨が分かってきて席に着いたところに突如イベントが発生。照明が青白くなったと思ったら、ジェイソンを始めとして様々なモンスター達が襲来して、色々と脅かしていってくれた。アナウンスもなかなか洒落が効いていて良い感じだったよ。
 で、メニューの方も訳が分からない名前のものばかり。『人体実験』、『蒼き騎士の覚醒』、『培養ハザード』などとメニューにイラストがなければ何なのか沸かないものばかり。まあ、実際は普通の居酒屋と変わらないんだけどね。――と思ったのがまずかった。油断した私は、罰ゲーム用のメニュー『たこ焼き時限爆弾』に手を出し、言葉に尽くしがたい酷い目に。…タバスコの10倍の辛さって何だよ! 涙が出るほど辛かったのは初めてだ!
 と、色々楽しんでいる内に、またもイベント発生(本来は1回なのだが、我々は少し時間外に行ったので2回楽しめたわけだ)。しかも、ジェイソン君が悪ふざけの最中にカクテルをこぼすサプライズ付だ。ヒャッホウ! おかげでジェイソンたこ殴りという、またも訳の分からない体験ができた。
 さて、東京見物を書いているとまだまだ日記が書けそうだが、この辺りで終わって明日からは通常に戻る。というか、書くのも溜まっているしな。
 ちなみに行ったのは下記のサイトのところ。

 ・ザ・ロックアップ