ダブルクロス・リプレイ・エクソダス(2) 愛しきプレシャスタイム

 物語を織り成すのが上手いなと思いながら読んだ。組み込まれた仕掛けが動くたびに、終わりへと収束していく。ストーリーテラーならば見本としたいシナリオ構造だ。むろん、それを奏でるプレイヤーの技巧も高いので、物語の見せ場が盛り上がること盛り上がること。怒涛の展開でこの先にどんな結末が待っているのかは分からないが、彼らの物語に幸多からん事を願ってしまった。そして、久しぶりに『ダブル・クロス』がやりたくなったよ…。