みんはじ・第40回

 日曜日は『みんはじ』でGMをしてきた。ゲームは『迷宮キングダム』。1月からキャンペーンを始めることが決まっているので、その予行演習を兼ねての参加であったが……やっておいてよかった。プレイしたあとに心底そう思ったよ。時間が無かったこともあったので、ルールの復習とかしてなかったのだが……歳月の重みは大きいね。かなりルールを忘れていた。とりあえず、セッション中の大きなミスがひとつあったのでプレイヤーの方には申し訳ない。ちなみに、肝心のセッションの方はタイムオーバー気味だったので特殊処理(ほぼ救済処置)を行って終わりの形にしたのだが……見事にダイス目が悪くてプレイヤーサイドの敗北。まあ、この一事だけでなくセッションを通じて賽の目がプレイヤーサイドに悪い形になっていたようだ。ちょうど、嫉妬に狂った連中を退治に行く話だったので、そのあおりをもろに食らって仲間割れ(王国的にも)したような形である。……やはり、この時期の嫉妬戦士には何かご加護でもあるのかもしれない。まあ、そこら辺も含めて笑わせてもらいましたw
 で、TRPGが終わった後は延々と会場が終わるまでボードゲームにあけくれてしまった。プレイしたのは『ファブラ』と『サンダーストーン』と『革命万歳』の3種。では、ゲームの感想を。
●ファブラ
 大賞受賞作『ディクシット』のデザイナーが受賞後に出した作品。今回も絵を使ったパーティゲームとなっていた。近い例を挙げるなら『ワンス・アポン・ア・タイム』のような形だろうか。各人共に同じテーマで作品を競い合うのは良い着眼点だなあと思う。反面、採点者が『ディクシット』のように完璧な公平性を保てないので、その点ではマイナスが付くかな。いずれにしても、やはり『ディクシット』を超えられなかった感が強い。でも、これに懲りず、次の作品に傾注して欲しいと素直に思う出来だった。

ファブラ / Fabula

ファブラ / Fabula

●サンダーストーン
 今回は3人と少な目で遊んだが、ゲーム性としては全く問題なかった。ゲーム時間もインストを含めて45分ぐらいで済み、ゲーム時間の辺りは申し分ない。ちなみに今回は私が20点、他が21点、19点と3人が1点差で争うという接戦も接戦であった(プレイ中は分からないのだけれどね)。やはり、勝ちパターンがいくつもあるだけに初プレイの人でも問題なく勝負に絡める。まだ、私が勝利戦術を見出せていないのもあるとはいえ、やっぱり『ドミニオン』よりは初めての人に薦めやすそうだ。
サンダーストーン 完全日本語版

サンダーストーン 完全日本語版

●革命万歳
 クニツィア大先生の新作。よくあるトリックテイキングの形だが、やはり大先生。少ないルールの中にもジレンマを上手く溶かして込んでいる。というか、未だに勝利パターンが分からない。カウンティングでもしないと勝ち目を見出せないのだが、何かあるのだろうか?うーむ……。ちなみに唯一問題に思ったのはイラストが日本人で犬とか猫の可愛いものであること。テーマ性とクニツィア大先生の味を出すなら、こんな萌え絵じゃだめだよw
ライナー・クニツィアの革命万歳

ライナー・クニツィアの革命万歳