ウォーハンマー・キャンペーン2回目

 実は5月20日に行われたのを思い出しながら書いている。3回目を書くにあたって2回目が抜けているのもまずいだろうというわけだ。
 2回目で特筆すべきは参加メンバーの突然の交代である。参加者のひとりの奥さんが妊娠されたこともあって、これから忙しくなるのを見越してキャンペーンからの早期撤退を決められたのだ。これ自体はめでたいことなんだけど、2回目のセッションの間近で起こったため、急ぎ新規参加者を集めに回って厳しい条件をくぐり抜けながら行われたのが、この2回目である。いや、ほんと良く行えたものだ。
 と、波乱の幕開けのような状態で迎えたセッションは内容自体も不吉さを感じさせるスタートとなった。命からがらミドンヘイムの街に逃げ込んだPC一行ではあるが、そこで起きた殺人事件の容疑者として疑われてしまう。容疑を晴らすためにも真犯人を探すことになったのだが……〈足跡追跡〉の技能を持ったPCは居なくなったプレイヤーの持ちキャラであり、どのPCも肝心の技能が無い!*1 仕方なく代用案を立てて別ルートから真相に迫るも、今度は成功率の低い判定でPC4人中の3人が成功しないと犯人の元にたどり着けないという試練が待ち構えていた。ほんと、ひとりひとりが10〜30%ぐらいの成功率なので……成功しねえよ! 運任せに、貴重な【幸運点】というリソースも切って、どうにか犯人の元へと着いたのだが……ここからが本当の地獄だった。
 敵は1体、不意打ちが可能という状態だったのでリソースがほとんど切れているにもかかわらず、そのまま戦闘に突入したら見えていた敵の後ろから出るわ出るわと新手の敵が登場。その数、実に8体。個々の能力が大したものではないゲームなだけに数の差は圧倒的な戦力差となる。その差を消すために弓使いすらも弓を持ったまま前に出て狭い場所で敵を足止めしながら戦うという泥沼のような激戦が繰り広げられた。ちなみに敵には致死毒の付いた吹き矢まであるという大サービスだ。よく誰も死ななかったものである。ちなみにこのセッションで得た教訓というべきものはスケイブン(鼠)は1体いたら8体はいると思えということだろう。ほんと、甘くない……。

*1:ウォーハンマーRPGでは〈足跡追跡〉の技能が無いと判定すら行えない