ウォーハンマー・キャンペーン3回目

 波乱の2回目でようやくウォーハンマーの世界にどっぷり浸かったと思っていたら、それは地獄の一丁目だったようで……本当の地獄はここからだった。
 前回、自分たちの無実を証明したことにより、同時に有能さをアピールしたことで更なる難題が降りかかってきたのだ。「何か邪神の信徒が怪しげな事やっているっぽいので、そのキーになるアイテムをゲットしてきてよ」というお話で、断ろうにも神殿の偉い人からのお話ということもあって断ることも不可能な有様。かくして、PC一行は嫌な予感を覚えながらも、命からがら逃げきた故郷の方に戻ることになった。

 で、目的地に向かう途中でばったりと出会うミノタウロス。いきなりの大物に戦々恐々しつつも、やるしかないので決死の覚悟でこれに立ち向かう。ちなみに画像でPCたちの駒の後ろにいるのは同行した盲目のウルリックの神父。この人が幻視によって見たことがこの事件の原因であるため、危険きわまりない場所にも同行している。

 
 
 そして、更に奥に進んだところでいよいよ目的地と思われる構造物を見つけたのだが……やっぱり世の中そんなに甘くない。ちゃんと番人であるミノタウロスさんとビーストマン4体が待っていてくれてましたよ、ええ! もうぶっちゃけ、1体と戦ったときにかなりの強敵であることはわかっていので、ただですむはずがない。削り合っているうちにミノタウロスのクリティカルを受けてPCのひとりが死亡……とは、さすがに行かないで残っていた【運命点】*1を消費して無かったことに。更に私のPCも泥仕合を続けているうちにビーストマンのクリティカルを受けて死亡、仕方なく【運命点】を使って戦闘を続行。ほんと、傷だらけのぼろぼろになって何とか勝利した感じだ。
 でも、恐ろしいことにこのシナリオまだ終わりではない。まだ、構造物に入って中を調べる必要があるという。もうリソースもほとんど切れた状態でありながらも、蛮勇を前に出して奥へと進む。途中で狂乱する罠に引っかかったり、霧のような化け物に出会ってまたまたGMのクリティカルでPCの【運命点】が削られたりと、スケルトンに出会ってまたまたGMのクリティカルでPCの【運命点】が削られたりと満身創痍になりながら何とか目的のアイテムをゲット。その頃には気力が尽き果てていたせいか、ご褒美の財宝部屋は恐怖のあまりにスルーして帰路につく。
 もっとも、帰路ですら気は休まらない。手に入れたアイテムはまるで指輪物語の指輪のようにPC一行を暗黒へと誘ってくるのだ。敏感なインテリキャラなどは素敵な官僚ライフを見せられてうつつを抜かしたりと、まだ続くのか! 更にこれで終ではなく、次には騒音を立てて敵を誘き寄せる始末だ。アイテムを放り投げて帰りたくなったのはきっと私だけではないはず……。まあ、それは途中で現れた素敵NPC様ご一行に助けられて事無きを得るんだけど、戦闘してたらマジで死んでただろうな。ちなみに、ここまでの冒険で同行している盲目のウルリック神父の無能さが浮き彫りになっていたことみあり、ウルリック神の株が大暴落という顛末を迎えていたりする。
 そんなこんなで、ようやく街に帰ってきて依頼は終了。終わったと思ったら今度は届けに行ったウルリック神殿で毒物テロ事件が発生! 同行していた盲目のウルリック神父が化け物に変えられて襲ってくる。PC一行は(ほんの少しの)慈悲の心を持って速やかにこれを排除極秘裏にこの事件を処理したいウルリック神殿側の意向もあってテロリストの捜索を始める。

 で、突き止めたら犯人はこいつらだった。着色はされていないが、邪神の信徒だ。とはいえ、数の優位を最大限に生かしながら戦闘を行なったせいか、終わってみればほとんど傷を受けることのない快勝となった。戦利品も大量に剥ぎ取り、ほくほく顔で帰っている途中でシナリオが終了してしまい。この後に何もないことを願ってやまない。マジで。




 ちなみに今回の総まとめにもなるが、今回は【運命点】が綺麗にPCひとりずつ削られることになった。それも全てGMのクルティカルによる大ダメージ1発が原因である。確率的に計算すると1%に満たないぐらいの低さなんだが……出るときゃ出るもんだ。やっぱり恐ろしいゲームである。

 

*1:残機のようなもの。これがあれば死亡してもそれを回避できる