ウォーハンマー・キャンペーン4回目 その1

 まだほとんど休み無しのハードスケジュールを送っているものの、見切りスケジュール調整もしたりして7月1日に4回目のセッションを行なってきた。
 ――で、早速前回の不安要素が現実となる。
 街に戻ってくると……何か燃えてる?! おまけに群衆がミュータントを狩ってるじゃないか?!
 どうにも群衆から話を断片的に聞き出すと、ミュータントが突然現れて『魔女狩り』さながらの状況になっているらしい。……って、火を点けたのは群衆かよ! さすがはオールドワールドとこっそり感心(?)しながら成り行きを見守っていると少女がひとり駆けてくるではないか。しかも、何か腕が三つもあるよ。後ろからは猛る群衆まで付いてくるよ。……どうしよう?
 結局、良心回路の働いたドワーフとエルフのPCはあんまり血なまぐさいことにならないように動き、扇動家のPC(狂信者とも言えるかも)は即時抹殺へと動く。でも、そんなことをやっているうちに群衆やら衛兵に怪しいヤツとして見られてしまって……気がつくとお縄になってた! ちなみにこの瞬間、私のPCであるドワーフ顔面を蒼白にして脂汗をかき始める。何故なら直前にテロリストたちを襲撃して『その証拠の品』を回収してきているからだ。見つかったらまずいじゃん!
 ……でも、聞いてくれるはずもなく。群衆の圧迫もあって衛兵の詰所に連行されることこに。
 だがだが、神は我らを見捨てなかった。連行される途中で最近顔見知りになったばかりの大僧正に出会う。神の助けとばかりに助けを求めたんだが、いきなりPCたちを邪神の信徒とか言い始めやがりましたよ、この人! ちょっと待てよ、あんたの依頼を受けて邪神の祭器みたいなの回収してきたじゃん!
 この時点でようやくはめられたと気づくPC(&プレイヤー)たち。
 更に酷いことにこの場には恩を売っておいた衛兵の隊長までいた。で、当然のように自身の保身に動いてPCを擁護するどころか連行の手はずを進めていくし! これに琴線が揺れてたのか、扇動家のPCは呪詛やら威圧やら徹底的に衛兵隊長を攻撃していく。まあ、縛られているので実力行使はできないんだけどね。
 そんなこんなで捕まって牢屋へ。どうやって脱獄しようかと考えていると、近くの牢屋に見知った顔がいるではないか。それも、PCたちの恩人で邪神の祭器を回収に行った際に手助けしてくれた三人のひとりだ。幸いなことに通気口から脱出できることがわかったので、彼も一緒に助けてシグマー神殿に駆け込む。
 何とそこには三人のもうひとりも逃げ込んでいた。だが、話はここからだった。残るひとりはウルリック神殿に捕まって公開裁判にかけられるらしい。これはまずいとPCたちは自身の潔白を証明するためにも証拠品を手に入れるため、ミュータントのアジトになっている酒場に忍び込む。
 その手法はいたってシンプルだ。ドワーフが隠れ身を使って裏口から侵入。エルフが中で騒ぎを起こし。正面から入ったのこる二人は騒ぎのうちに怪しいところを虱潰しに探していく。だが、肝心のところで判定に失敗して、後から入れ違いでやってきたドワーフがひとりで隠し扉を発見。で、夜目も効くことだしそのまま侵入しようとして、ばったりミュータントと遭遇してしまった。普通に考えてひとりで勝てるわけがない。出来ることは助けを呼びながら逃げることであった。そして、それを上手く利用した煽動家が酒場にいたごろつきを煽動して撃退に向かわせる。GMにとってはタイミングも悪く十五人のごろつきにミュータントはのされてしまったのであった。ちなみにPCたちが酒場に戻ってきてみると騒ぎを起こしていたエルフはクリティカルヒットを受けて轟沈していたというオチまでついていた。
 で、隠し扉の先を調べてみると邪神の祭壇が! おまけに捕まっている人もいる。解放して話を聞いていみるとどうにも、どうにも運悪く捕まっただけらしい。うーん、重要な証人になると思ったのに。その後も捜索してみるがめぼしい物は無し。仕方なく現状を報告に帰ろうとすると何やら広場の方が騒がしい。近づいてみれば裁判がもう行われているではないか!
 早い! 早すぎるよ!!
 まあ、そう言っても始まっているものは仕方ない。集まった証拠品をシグマーの司教様に届ける。そして、始まる裁判。だけど、どちらも決定的な説得力に欠け、判決は出そうにない。そんなところでウルリック大僧正、ここで秘蔵の物を出してきたのだ。シグマーの聖遺物に邪神の落書き付きという、えっえええって物を! それで事態は更に混乱。群衆もよくわかんないけどやっちまえなノリ。どうにも暴動が起きそうなんで、舞台は宮殿に移行することになった。で、どうなんのこれ?!(その2に続きます)